屋外の防犯を行う際に注意しておかなければいけない事があります。
建物の中と違って屋外はとても不安定な環境下にある為、誤報や失報(反応しない事)などのリスクがある点です。
小動物や植物などによる誤報
従業員の操作ミスによる誤報
取引先などによる誤報
不審者による機器へのイタズラや盗難
落雷・水害などのセキュリティ機器の故障リスク
誤報や失報には必ず原因があり、その原因の多くはお客様環境に適していない機器の選定ミスや、機器の特性を熟知していない担当スキルが原因のケース、そしてオーナー様や従業員様への入念なヒヤリング不足(年配者や機器操作が苦手etc)によって操作性の複雑さによる操作性のミス。場合によっては操作が面倒だからというケースで長年使っていないという方も決して珍しくありません。
私共はそういったあらゆるリスクを予知・予測して回避するのはディーラー側の責任だと考えます。
だからこそ必ず現場に訪問させていただき完全オーダーメイドによるコンサルティングを徹底しております。
この部分を疎かにすると設置後の満足感が大きく変わってくる事実を私共は知っているからです。
他社には無いアルパネットの強みとは?
アルパネットの本部運営は国内初の熱線センサ機器を開発して以来、半世紀以上の歴史を持つセキュリティメーカー「アツミ電氣」がバックボーン。アツミ電氣の最新技術・ノウハウを惜しみなくアルパネットへフィードバックされております。また屋外防犯の分野でも2年連続NO1の導入実績という数多くの現場から得た確かなノウハウがあります。
また警視庁所管の(財)日本防犯設備協会による防犯設備士の資格の取得をスタッフには徹底しており、更に8000件を超える犯罪被害に遭ってしまった現場へ警察官とともに足を運ぶ事で得た貴重なノウハウをスタッフ全員に享受しております。その経験から得た事は犯罪手口も業種によって大きく異なり、環境(建物の構造・隣接環境、周辺地域環境)など犯罪の被害者(ターゲット)となるのはそういった複数の要因が複雑に関係しているという事であり、被害者となるのは偶然ではなく必然という事です。
防犯システムは長年使っていただく一生涯のシステムです。
設置したから安心というのが防犯導入のゴールではなく安心環境を継続する事。
そしてシステムの存在によって犯罪者に対して犯罪抑止効果を十分に発揮してこそ本物の防犯システムだと考えております。
だからこそ私共は導入する前だからこそ腰を据えてじっくりお客様と向き合ってお話がしたいのです。
泥棒と従業員の見分けは第三者では無理
バールであきらかにガラスを割って建物内へ侵入している人を見かればあきらかに110番通報を行うでしょう。
しかし想像して下さい・・・
日中や夜間に車で通りかかったら、屋外の敷地に人が見えたら・・・
あなただったら不審者と思いますか?110番しますか?
「従業員」なのか「取引先業者」なのか・・・それとも「不審者」なのか??
屋外という環境下での正確な判断は第三者では難しく、実際に起きた屋外の敷地での窃盗事件で不審者を目撃していながらも「110番しなかった」いう事例も実際に少なくないのです。
また上記のようなケースは犯罪者からすれば抑止効果を希薄する要因の一つとも言えるのです。
屋外防犯の新しいカタチのご提案
犯罪者が入れない屋外の敷地にありません。しかし犯罪者が嫌がる敷地はいくらでもカタチに出来るのです。
警察データにも犯罪者の嫌がる環境とは「犯行途中に周囲から目撃される事」または「第三者に自分の犯行が気づかれる事」とあります。
「音」「光」「手間・時間」を活用する事で周囲から目撃されやすい環境をカタチにする事こそが、犯罪を未然に防ぐには最も理想の防犯のカタチなのです。
屋外は建物内と違い誰でもカンタンに入れるという守る側としては守りづらいマイナス面もあります。
しかし逆をいえば建物内とは違って屋外という環境は周囲から目撃されやすい丸裸な環境だという点です。
成功しにくい物件をあえて狙うプロの犯罪者は存在しません。
スピード犯行が主流になり犯罪の質も大きく変化。だからこそ守り方の考え方も、従来の検挙目的を重点とした守り方ではなく、犯罪を未然に防ぐという事を重点に置いた考え方が大切です。
これからの防犯は下見の段階でターゲットから外したくなるような「リスクアピール」が最も大切なのです。
(※ただし恨みや成功報酬の大きいターゲットの場合は特殊な守り方が必要となります)
周囲に人気が無い環境の防犯はどうするのか?
郊外型のオフィス・資材置き場など周囲に人気がない特殊な環境に対して「音」「光」「手間・時間」を活用して周囲から目撃されやすい環境をカタチにしても周辺に実際人の存在や存在する雰囲気がなければ犯罪者に対してのプレッシャーに繋がりません。
そういった声から誕生した屋外防犯の新しいカタチがスタートしました。
無人になった屋外の敷地に不審者が侵入してきたら・・・監視カメラが囲いそのスピーカーから「あなたは録画され映像を配信中です!」という警告メッセージがあなたに代わり自動で警告してくれます。
それと同時に指定された携帯電話やPCへ動画配信を行います。お客様は不審者を動画で確認しながら「警察に電話するぞ!」と生の声で威嚇・撃退を行い110番通報すればいいのです。ガードマンを必要としない為にローコストでの導入が可能です。このシステムは従来のインターネット環境が無い環境でも100Vの電源さえあれば構築可能です。
外周警戒とは?

今まで日本の警戒ラインは建物の中にセンサを設置するのが基本です。 泥棒が建物に入られたのを知るのも当然、建物内に侵入してからです。 「入られてからの対処」では物品や人命のリスクは高まる一方。 アルパネットでは、敷地である屋外から外周警戒専用のセンサ を設置し、早期の検知と早期のアクションで犯罪を未然に防ぎます。
環境に応じたケーススタディ

敷地の外壁に沿って赤外線センサで外周警戒を行う場合。
門扉の乗り越えを検知します。

設定した一定距離から壁に近づくとセンサが検知します!
指定した警戒エリアから離れると、自動的にキャンセルされます。
しかし再度警戒エリアに入ると再び検知します。
※小動物には反応しません
段階的な警戒方法
屋外はお客様・取引先・配達員など、建物内と違って様々な人が行き来します。 いくら最先端のセンサ機器でも、一般の人と泥棒との区別までは出来ません。 そこでアルパネットでは、段階的な警戒方法で一般の人と泥棒との区別を行い、犯罪を未然に防ぎます。
イエローゾーンへの侵入の場合は・・・

ここのゾーンはあくまでも、「あなたの事はしっかり見てますよ!」という 軽いアクションのみ。 「いらっしゃいませ。ここから先は立ち入り禁止です」などオーダーメイドで自動で音声が流れます。 そういった音声が聞こえれば、人はふっと音声の方に目をやります。 そこには防犯カメラがしっかり構えています。 一般の人は悪気は無いので通常はその場を引き返します。 不審者は「カメラの存在」と「録画映像が気になり犯行を断念」させます。
レッドゾーンに侵入した場合は

「それ以上入ってはダメ!」と警告してるにもかかわらず侵入してきた者には早期のアクションが必要なのです。 そういった場合は自動音声や防犯ベルによる威嚇・撃退を行います。 周囲から目撃されやすい「光・音」を活用します。 ここの音量や光の量など全てがオーダーメイド。 周辺環境に応じて設計いたします。
周囲に人気が無い場合の今までの課題

警告プレートによって「遠隔地から常に画像監視をしている事」をしっかり犯罪者にアピールする事が大切です。 このプレートにより「人気が居なくなったら・・・」という今までの犯罪者心理による発想は激減します。 しかもその事を知ったドロボーが自動音声で「あなたの映像を画像配信中」というメッセージはかなりのプレッシャーとなり、このメッセージが流れている環境下では、長居をする気になりません。